ミステリな記憶

ミステリな小説に関する外付けメモリブログ

【国内ミステリ】『春から夏、やがて冬』歌野晶午


続けて国内ミステリ。


歌野晶午さんの『春から夏、やがて冬』


【著者】歌野晶午

1961年千葉県生まれ。東京農工大学農学部卒業。1988年「長い家の殺人」でデビュー。2003年刊行の「葉桜の季節に君を想うということ」で、第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を十分。「2004年版このミステリーがすごい!」第1位にも輝く、2009年刊行の「密室殺人ゲーム2.0」では第10回本格ミステリ大賞を受賞。


さらりと内容

スーパーの保安責任者の平田。そのスーパーで万引きをした女。いつもは容赦のない厳しい対応をする平田だったが、その女が「昭和60年生まれ」というだけで、簡単に解放してしまう。それから女は平田のもとへ度々現れるようになり。。


(解説 / 管理人ぽっさん)


感想

とにかく一気読み。そしてなんとも遣る瀬ない読後感。もはや溜息しか出なかった。

不条理だけど、そんなものなのだ。人間なんてのは。と思うしかなかった。

これはミステリ小説としてよりも、一般小説、文学的な作品として読むほうがいいかもしれない。

文学的ミステリ小説ではなく、ミステリ的な文学小説だった。

評価(僕の好み偏重型)


謎への吸引力 ★★★☆☆
展開の吸着力 ★★★★☆
結末の意外性 ★★★★☆
登場人物の個性 ★★★☆☆

合計 14P


最後に一言

単純にミステリ小説を楽しみたい人にはオススメできないなあ。

でもそういったカテゴライズ抜きに、とても良い作品。

僕は好きだ。