ミステリな記憶

ミステリな小説に関する外付けメモリブログ

【国内ミステリ】『さよならの手口』若竹七海


最近は海外ミステリばかり読んでいたので、そろそろ帰国。


若竹七海さんの『さよならの手口』


【著者】若竹七海

1963年東京生まれ。1991年「ぼくのミステリな日常」で作家デビュー。2013年「暗い越流」で第66回日本推理作家協会賞〈短編部門〉を受賞。日常の生活に潜む人間の悪意に対するかわいた視線を持ちながら、決して重苦しくならない洒落たセンスがその作品空間には常に漂っている。

さらりと内容

探偵業を休業し、ミステリ専門の古本屋でバイトする葉村晶に、元大女優から20年前に失踪した娘を探してほしいとの依頼が。娘は何処へ消えたのか。何故消えたのか。そもそも生きているのか。

関わりを持つ人間達の過去を、そして事の真相を葉村晶が徐々に暴いていく。


(解説 / 管理人ぽっさん)

感想

女探偵・葉村晶シリーズ4作目。1〜3作目は未読だけど、噂に聞く葉村晶の不運さ加減を十分味わえた。

序盤から、床下に埋められた白骨に頭をぶつけて病院に運ばれてしまっている。笑

しかし、不運は付いて回るけど、頭のほうはキレキレ。複雑に絡まった人間関係から、真実を導き出していく葉村晶はハードボイルドでカッコよかった。

なかなかダークな事件を軸にしたストーリーだけど、葉村晶のおかげであまりそうは感じさせず、周りを取り巻く登場人物たちも個性があって、飽きさせず。とても読みやすかった◎

なんといっても、ミステリ専門の古本屋「MURDER BEAR BOOKSHOP」の店長の富山さんが素晴らしい。おまけの《富山店長のミステリ紹介》もおもしろかった◎


評価(僕の好み偏重型)

謎への吸引力 ★★★
展開の吸着力 ★★★
結末の意外性 ★★★
登場人物の個性 ★★★★★

合計 14P


最後に一言

エンタメパワー強めなので、ミステリをあまり読んだ事のない人でも全然楽しめる。

僕も、女探偵・葉村晶シリーズ、別の作品も読んでみようと思う。