ミステリな記憶

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【海外ミステリ】『幻の女』ウイリアム・アイリッシュ


ウイリアム・アイリッシュ

1903年12月4日ニューヨークに生まれ、1968年9月25日ニューヨークのホテルに死す。コーネル・ウールリッチやジョージ・ハプリィ名義でも作品を発表し、本書や「黒衣の花嫁」「死者との結婚」などの長編と二百以上の中短篇で多くの読者を魅了した。

さらりと内容

妻と言い争い、家を飛び出した男。その夜、偶々バーで出会った女と過ごし、家に戻ると、妻が殺されていた。そして男は妻殺しの容疑をかけられる。しかし、アリバイを証明してくれるはずの女が、過去からも現在からも消えてしまった。

有罪判決を受け、刻一刻と迫る死刑執行のタイムリミットまでに、その女を探し出し、無実を証明することができるか。

そして、男の妻を殺した真犯人は誰なのか?


(解説 / 管理人ぽっさん)


感想

まず物語、そしてその謎への吸引力がすごい。一気に引き込まれた。そして、瞬きさえする暇も与えてくれないスリリングな展開からの意外な結末。

これは間違いなく名作。そして好み◎

また、情景や人間の心理の描写というか表現が素晴らしい。(もちろん訳者さんの力によるところもある)

サスペンスの詩人と呼ばれるのも頷ける。

冒頭の一文は、たびたび引用されるほど、有名のようだし。(読むまで知らなかったけどw)

是非読んでみて確かめてほしい。

評価(僕の好み偏重型)


謎への吸引力 ★★★★☆
展開の吸着力 ★★★★★
結末の意外性 ★★★★☆
登場人物の個性 ★★★☆☆

合計 16p


最後に一言

単なるミステリ作品ではなく、ひとつの文学的な作品として読んでも◎ウイリアム・アイリッシュ(コーネル・ウールリッチ)の作品は初めて読んだけど、他の作品も是非読んでみたいなと思う。