ミステリな記憶

ミステリな小説に関する外付けメモリブログ

『十角館の殺人』綾辻行人

本格ミステリクラシック。20年経った今でも変わらず楽しめる。傑作◎



★★★★☆ 8.9


感想

やられたの一言。だってさ、そう思うでしょ。っていう感じにミスリード。

言えないのが、もどかしいねえ。

本格ミステリの枠から決してはみ出さず、カチッと型にハマりながら、しっかり読ませるストーリーで、最後には驚きで「うわぁぁ。。」と唸らせられる傑作◎

これにユーモアのセンスまであったら完璧だろうな。そこはあくまで僕好みだけど。笑

『星降り山荘の殺人』倉知淳


言わずと知れた倉知淳さんの名作。ミステリ小説を読んでみたいな、でも何から読めばいいのかな、と迷ったなら、まずこれを読めばいいよ。うん。




★★★★☆ 9.0


感想

いやあ、丁寧なお仕事ですね、倉知先生。素晴らしい。

確かにどんでん返しは存在。ただ、そこは特に重要ではない。それを予測できたとしても楽しめる小説だもの。

いやはや、ほんとにバランス感覚に優れた作家さんだね。無駄に頑張ってない感じがいい。(褒め言葉)

本格ミステリで、ミステリ以外の外からの読者も楽しませられる数少ない作家さんだ。

『なぎなた』倉知淳

倉知淳さんのノンシリーズ短編集。書かれた時期はバラバラだけども、一貫した倉知イズム。



★★★☆☆ 6.5


感想

入門編的なミステリを書き続けてきたと言う倉知さんの言葉通り、とても分かりやすいミステリばかり。

そして、様々なタイプのミステリが楽しめてお得。その中でも『闇ニ笑フ』が特にお気に入り。

ただ、本格的なミステリ好きには、物足りなさを感じさせるかもね。

『日曜の夜は出たくない』倉知淳


★★★★☆ 7.5


倉知淳さんのゆるめな短編集。みんな大好き『猫丸先輩シリーズ』

感想

猫丸先輩の神出鬼没っぷりに思わず笑わせられる。気づくとそこに居るという。笑

謎はさて置き、猫丸先輩がいつ出てくるのかと、ワクワクしながら読んだ。

数字が得意ではない猫丸先輩。答えはひとつではない。確かに少し雑な感じで穴もあるけど、そこが良いのだ。

カチッとしたミステリより、人間臭くて好き。

【国内ミステリ】『メビウスレター』北森鴻 67点

北森鴻さんの長編。


内容

男子高校生が謎の焼身自殺を遂げた。数年後、作家・阿坂龍一郎宛に事件の真相を追跡した手紙が、次々と送りつけられる。なぜ阿坂のもとに?そして差出人の正体は?阿坂は人妻のストーカーに付け狙われ、担当編集者は何者かに殺害された。すべてがひっくり返る驚愕の結末とは!?

感想

終盤にかけて、驚きポイントが続いて引き込まれたけど、最後がイマイチすっきりしなかった。

物語的には、飽きることなく最後まで一気に楽しめた分、少し残念。

まあ十分面白かったし、雰囲気も好き◎

評価(好み偏重型)

謎への吸引力 ★★★☆☆
展開の吸着力 ★★★★☆
結末の意外性 ★★★☆☆
登場人物の個性 ★★★☆☆

ぽっさんポイント 15P

合計 67点

最後に一言

北森鴻さんと言ったら、やっぱり「香菜里屋」シリーズ。其処からは抜け出せず。

【国内ミステリ】『向日葵の咲かない夏』道尾秀介 58点


有名な一冊。



内容

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。

感想

なんと言ったらいいか。評価しづらい。

面白い設定だし、謎にグイッと引き込まれはしたんだけどなあ。

結局、まあ、人間こんなもんだよな。で読了してしまった感じ。

最後は驚きというより、救いだった。

評価(好み偏重型)


謎への吸引力 ★★★★☆
展開の吸着力 ★★★☆☆
結末の意外性 ★★☆☆☆
登場人物の個性 ★★★☆☆

ぽっさんポイント 10P

合計 58点

最後に一言

素直な人にはオススメ。

【国内ミステリ】『悪いうさぎ』若竹七海 79P


葉村晶シリーズの長編第一弾。


内容

女探偵・葉村晶は、家出中の女子高校生ミチルを連れ戻す仕事で怪我を負う。一ヶ月後、行方不明のミチルの友人・美和探しを依頼される。調査を進めると、他にも姿を消した少女がいた。彼女たちはどこに消えたのか?真相を追う晶は、何者かに監禁される。飢餓と暗闇が晶を追いつめる。


感想

とにかく女探偵・葉村晶の魅力が素晴らしい。今回の事件では、かなり追い込まれて弱さもみせる。怪我も負い、満身創痍ながら、それでも変わらぬ行動力。感服。

行方不明の人間が何故、どのように消えたのかという、その謎自体よりも、葉村晶がどのように事件の真相に迫っていくのかという、そのストーリーを楽しめる。

緊迫感のある中でも、いい意味で力の抜けた文体や洒落た言葉選びが好き。

評価(好み偏重型)

謎への吸引力 ★★★☆☆
展開の吸着力 ★★★★☆
結末の意外性 ★★★☆☆
登場人物の個性 ★★★★★

ぽっさんポイント 19P

合計 79p

最後に一言

相変わらずのエンタメパワー。あまり本を読まないひとでも、気軽にミステリに触れられると思う。オススメ。